占い師インタビュー「空飛ぶ絨毯」

電話占い「魔法のランプ」で鑑定を行っている占い師の先生方の素顔が分かる、インタビューコラム「空飛ぶじゅうたん」がスタートします。第1回は占い歴約30年の周防先生が登場。お話から、真摯な姿勢や優しい人柄が伝わってきます。

Photo:周防先生

周防(すおう)先生

鑑定で占った方の
新たな可能性を掘り出せた時、
この仕事をしていて良かったと思います。

——占い師になったきっかけはなんですか?

母方が霊感に強い家系で、私もその影響を受けたのか、子供の頃から占いに興味がありました。この世界に入ったのは10歳の時。不思議なことに、ちょうど生母が亡くなったすぐ後でした。なにか頼れるもの、道しるべになるものがほしかったのかもしれません。「人間の運命の不思議」を感じ、まだ小学生でしたが、銀座の洋書店にタロットカードを買いに行ったのを覚えています。簡単にタロットが手に入る時代ではありませんでしたから。占いの解説書を見ながら、独学で勉強していましたね。年齢が上がるにつれ、学校の友人たちを占ったりしてスキルを磨いていき、大学中退後はフリーライターとしてさまざまな記事を執筆しながら、占い師としても活動しました。

——周防先生が得意とするタロット占いの魅力とは?

タロットカードには物語があるところがおもしろいですね。カード1枚、1枚には絵が描かれ、占い師はそのサインを解釈しながら鑑定していきます。西洋占術は統計学に近いと言われていますが、タロットは真逆に近いかもしれません。電話占いの場合、お客様のお顔はわかりませんが、タロットカードが繰り広げるドラマティックな展開が映像のように浮かんできて、まるでその方たちが目の前にいるような気持ちになったりします。それだけ臨場感がありますね。

——占いをしていて、嬉しかったエピソードを教えてください。

占った方がまだ気づいていない「可能性」を掘り当てた時です。以前、転職活動がうまくいかず、苦労していた方がいらっしゃいました。鑑定してみると、その方が向いている職業は、現在希望している職種とはちがうものだという結果に。それをお伝えしてみたところ、新たな企業を受けて、見事に合格されました。ご本人も驚いていましたが、「新たな自分に出会えました」と喜んでもらえた時は、「占い師をやってて良かった」としみじみ思ったものです。

——鑑定をしていて、最近気になることは?

物事を決めつけて捉える方が多いような気がします。とくに恋愛の悩み相談で感じるのですが、男性とうまくいかなくなった時、「結局、私は彼にとって都合のいい女。恋人というよりセフレなんだと思う」と狭い視野で捉える場合が多々あります。彼の行動やことばの「本当の意味」を知る努力をしないで、テンプレート的に結論を出そうとしてしまう——。彼のさりげない優しさや想いを汲み取るという「想像力」が欠けているのかもしれません。世間に流布している概念、他人のことばを借りてものを考えるのではなく、目の前で起こっていることをしっかりと見つめ、自分の頭で考えて向き合うことが、人と幸せな関係を築くために必要なのです。

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